はじめまして。
ブルーラグーンフェスタの会場設営、装飾チームの棟梁 ゴウシといいます。
まずはじめに
ことし縁あってフジロック‘13の装飾に参加させていただきました。
初参加だったんですが、会場のデカさに圧倒されました。
会場広っ!ステージ多っ!みたいな。
森の中を歩くボードウォーク、ゴンドラに乗って行く山頂のステージ。
ブルーラグーンが海のフェスならフジロックはまさに山のフェス。
そんな山の中にはキッズランドなるものもあり、丸太のシーソーやブイ(浮き)のブランコで子供達が遊んでいる姿がすごく印象的だった。
子供も楽しめるフェス、素敵。
装飾でも、流木一本、布一枚の使い方まで、自分の頭には無かった新たな発見がありとても勉強になりました。
他のフェスに参加したからこそ得られた知識や技術、経験は本当に貴重ですね、はい。
そして!このフジロックを経てのブルーラグーンフェスタ。
今年もここからはじまりました。
まず
廃材集め。
ブルーラグーンフェスタの会場で使われている木材のほとんどは廃材です。
家屋や店舗などを解体した際にでる廃材を譲っていただき、加工して新たに復活させます。
ホームセンターや材木屋で買ってくる新しい物とは違い、釘が刺さっていたり歪んでいたり折れていたり。。。
そのまま使えるような物はなく、手作業で一本一本釘を抜き、折れていない部分を切り出してようやく使える木材になります。
錆びて曲がって抜けにくくなった釘を時には何百本も抜くのは本当に手間がかかる、途方もない作業。
ただこの地道な作業が持つ意味はとても大きい。
いらなくなったものを単純に捨てるのではなく、新たな使い道を見いだし再利用する。少しでもゴミを減らす。
イベントで使い終わった木材は、解体してまた別の物を作る材料にしたり、ボロボロになったしまったものはお湯を沸かす薪にする。ゴミとして破棄するのではなく最後まで“使う"
環境に目を向けたブルーラグーンフェスタならではの一幕です。
そして
流木拾い。
流木も拾いに行くんです。沖縄のビーチに流れ着いた流木を。
本当に色々な形があって、どう使ったら面白いか考えながら拾い集めます。
どこから流れ着いたのか、どんな場所に生えていたのか、そんな事も想像しながら、出会うはずのなかった木々達を組み合わせ再び命を吹き込む。ちょっとオシャレに言うとそんな感じ。
この流木拾い、県内北部のほぼ手付かずのビーチを回ります。そこには流木以外にもたくさんの“ある物"が流れ着いています。
それは、
“ゴミ"
もちろんその場で捨てられたらであろう物も…。なぜ捨てるのか。周りの自然は動物達の遊び場であり住処なのに。。。
釣り糸に絡まって飛べなくなってしまう海鳥、ビニールをクラゲと間違え誤飲してしまい潜れなくなったカメ。他にも数え切れない動物や自然が傷ついて苦しんでいます。
自分の家の庭や寝室にゴミ捨てられたら嫌でしょ。
なんて言ってはみるものの、出来ることはそのゴミを拾うくらい。根本的な解決にはなってないのかなー。
ん? 流木拾いから逸れてきちゃいましたが、なんやかんや言いながら自然の恵みをいただいて会場を作り上げていきます。
この流木があんな物にー!!
こうして準備から設営、イベント当日の運営、片付けまで、全て自分達の手で作り上げるブルーラグーンフェスタ。
規模は小さなイベントでも手作りだから伝わるものって絶対ある。
そして集まる仲間達の情熱は太陽よりも熱く、そこに込められた思いは海よりも深いっす。
そんな感じで今回はどんな会場になるのか!?
本番をお楽しみに。